2010年3月 7日 (日)

TDSのコースプロファイル

モンブランウルトラトレイルの4レースの中で、昨年初めて設定されたTDSに、私は昨年参加しました。

昨年の日本人参加者は、私を含め3名でしたが、今年はUTMB,CCCが抽選になったことで、参加者も増えています。

そんな訳で、今年参加される方のためにレースコースについて、私なりの分析を書いてたいと思います。

Tds_profile_alltrhough10_2

上図は、2009年のTDSの全コースプロファイルです。(UTMB公式HPより)
クリックすると拡大します。

左端のChamonixを午前5時にスタート、右端のCourmayorに31時間以内にゴールするというのが昨年のコースでした。今年は、逆に右端のCourmayorをスタートしてChamonixがゴールとなります。

赤枠の数字は。私の昨年の実績を、ゴールを0:00として時間を逆算して記入したものです。
青枠の数字は、去年の経験を元に、逆走することを考慮し、若干ペースアップをすることを前提にした私の今年の目標です。

<赤枠について>
昨年と今年では登りと下りが逆になること、ゴールに近づくにつれ疲労でペースが落ちていることを考慮する必要がありますが、制限時間ぎりぎりでゴールする人のペースとして、ある程度参考になると思います。

特に2000m以上の標高で何度もアップダウンを繰り返す中盤(Col de la ForclazからMont Joyまで)は、同じようなタイムになると思います。

<青枠について>
あくまで私の目論見なので、この通りいくかどうかわかりませんが、ひとつの目安にはなると思います。

区間別のコース解説を後日アップします。

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2009年11月 1日 (日)

モンブラン・ウルトラ・トレイル(TDS後半)

大きなテントの中には暖かいスープ、パンやチーズなどが揃っているが疲れて何も口にすることができない。やっとスープを半分飲む。このまま次を目指してよいものか、リタイヤが頭によぎる。

ここを出ると0度近くまで冷え込む2200mの登りが待っている。果たしてたどり着くことが出来るのか?思い悩みながら時間が過ぎていく。行ける所まで行こう、意を決して出発したのはもう22時前。すでにテントの中の人はまばら、どうやら最後尾らしい。

街をでて山道にかかるまでは順調に進むが、やがて疲れで足がとまる。少し登っては立ち止まり、また進む。そうこうしているうち、何人かに追い抜かれる。とにかく山頂まで、時間がかかってもよい。そう思いながらゆっくりと進む。

この登りは昼間のコースと違って道幅のある登山道。険しいガレ場もない。上に行くほど傾斜が緩くなる。コース設定にも助けられ、やがて山頂の山小屋の明かりが見える。元気が出てペースが上がる。午前3時を回った頃、ついに山頂のチェックポイントへ。

焚き火がたかれており、そこで暖をとる。ほとんど最後尾だと思うが、数人が休憩していることに少し安心。あとは下るのみと考えるとリタイヤする気が失せる。相変わらず胃が重く、コーラと持参したパワージェルだけで栄養を摂る。

出発して程なく、胃がむかつき、せっかく摂ったものを吐いてしまう。ああ、こりゃだめだ。もうリタイヤかと思い踵を返したところ、急に体が楽になる。再び向きを変え前進。そこそこ順調なペースで足が進み、途中、数人を追い越す。3時間ほどで夜が明け、薄暗い麓の街に到着。

ここで暖かい紅茶に砂糖をたっぷり入れて栄養補給。あと16km、ゴールは近いと思うと勇気が出る。

P1020055r

数100mの、疲れた体には辛い登りを越え、朝日を浴びるモンブランを目にする。シャモニーと反対側から見るモンブラン。裏側まで回ってきたことを実感。そこから標高差700mの長い下りが続き、疲労した足の痛みが辛い。

標高1000mの街へ到着。前日と違い、青空の下、太陽がまぶしい。ごつごつとした岩のグランドジョラスの雄姿が眼前に現れ、思わず足を止めて見とれる。ゴールまであと4km。

コース図では平坦に思えた最後の4kmだが、小さなアップダウンの繰り返しで予想外に苦戦。それも乗り越え、やっと街に入る。最後は力を振り絞ってゴールまで走る。意地で30時間を切って29時間59分40秒でのゴール。

参加者632人、完走者480人中で順位は470位。最後尾ながらも、途中リタイヤしたい気持ちを乗り越え、完走できたことに大満足でした。

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2009年10月31日 (土)

モンブラン・ウルトラ・トレイル(TDS前半)

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早朝3時間起床。持参したおにぎりを食べ、装備を整えてスタート地点へ。前日のUTMBと違い、夜明け前とあって応援者もほとんどおらず、静かなスタート。

走り始めて1時間程で上りにかかると皆一斉にストックを取り出し、歩き始める。無理せず歩けばいいんだ、と少し気が楽に。ストックを使うのは初めてだったが、登るときの足の負担をずいぶんと軽減してくれ、結果的にこれがなければ完走できなかったと思うほど貴重なものだった。

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しばらくスキー場のゲレンデにそって上り、やがて日の出を迎える。ゲレンデの中を進み、程なく最初のコル(鞍部)1600mに到着。思ったより楽。そこから一旦1000mまで下り、一気に2525mのMont.Joyを目指す。ここがレース中最も長い登り。ストックを使い、一歩一歩踏みしめながら登る。登るほどに傾斜がきつくなり、最後のガレ場を上りきると山頂。

スタートから5時間半が経過。かなり足が張っているが、大丈夫、と自分に確認して先を目指す。

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ここからレース最高峰2567mの峰まで2000-2600mのアップダウンを4つ乗り越えることになる。最初、霧に包まれ視界が利かなかったが、やがて霧が晴れ、モンブランが姿が現す。

P1020009r

峰を越えるたびに後3つ、後2つと数えながら、黙々と先を目指す。4つ目、レース最高地点への登りは一番のきつさ。九十九折のガレ場を休み休み足を進め、やっとクリアする。少し先のチェックポイントに到着したのが12時間以上経過した17時半。ここからは一気に標高800mの街まで一気に下る。

やがて日が傾き、山が夕焼けに染まる。街が眼窩に見え、景色が夜景に変わっていく。すぐ下に街並が見えているのに、行けども行けども高度が下がらない。やっとの思い出チェックポイントに到着したのが21時。制限時間までは2時間を残しての到着。

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2009年10月30日 (金)

モンブラン・ウルトラ・トレイル(シャモニーへ)

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レース前日の早朝、車でドイツの自宅を出発。スイスを経てシャモニーまで5時間半で到着。

シャモニーの第一印象はフランスらしくおしゃれな街。街のどこからでもモンブランの大雪渓が眺められることに感心。あちこちで見かける出場選手らしき人達は、皆、鍛えられた精悍な体つき。少なくとも私にはそう見え、自分は場違いなところに来たのでは?という不安に駆られました。

夕方、気後れしながらもUTMBのスタートを見学に向かうと、付近は人ごみで前に進めないほどの混雑。スタートライン後方の広場は選手で埋め尽くされ、コースに張られたテープに沿って応援の人垣。大音響の音楽が雰囲気を盛り上げます。

興奮に包まれたスタートを見送った後、自分の準備に取り掛かる。街でビッグマック2個もあろうかという特大のハンバーガやサラダなどを買い込んでホテルで食事。装備を整え、不安を開き直りに変えて眠りにつきました。

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モンブラン・ウルトラ・トレイル(前哨戦)

モンブランの1ヶ月前にSwiss Alpen Marathon(78.5km/2260m)に参加。本来、この夏のメインイベントのつもりでしたが、モンブランに出ることを決めたため、腕だめしの位置づけになりました。

高低差を示したレースプロファイルでペースを検討し、9時間半から10時間を自分の目標にしましたが、結果は10時間18分。それもかなり疲労困憊してのゴール。

この経験をもとにTDSでの自分のペースを計算すると、関門ぎりぎり。タイムを狙うのでなく、制限時間内に完走することを目標に切り替えてレースに臨むことにしました。

Swiss Alpen Marathon
http://www.swissalpine.ch/cms/uebersicht.phtml

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モンブラン・ウルトラ・トレイル(きっかけ)

平地のマラソンしか知らない私がトレイルに興味を持ったのは、サハラを一緒に走った仲間に聞いたのがきっかけでした。

本格的な山岳マラソンの経験がない私に取って、このレースはかなり思い切った挑戦だったのですが、背中を押してくれたのは、サハラで知り合ったS君からの誘いでした。(ちなみに彼はUTMBを見事なタイムで完走!)

モンブランには以下の4つのレースがあります。

 UTMB 166km/9400m  制限時間 46時間
 CCC  98km/5500m   制限時間 26時間
 TDS  106km/6600m    制限時間 31時間
 PTL  245km/21000m  制限時間 114時間 (3人一組)

メインレースのUTMBは、金曜日の夕方、標高1000mのシャモニーをスタートし、2000m-2500mの峰を9つ越えて、早い選手で翌日午後、一般選手は翌々日の朝から夕方にかけてゴールとなる過酷なレース。2昼夜の徹夜ランです。

これらのレースは大変な人気で、申し込み開始後、すぐに満員になるようです。私が申し込みを考えた時期には、今年新設されたTDS以外は満員札止め。CCCにしたいなあと思いつつも、選択肢なくTDSに申し込んだ次第です。

(公式HP)
http://www.ultratrailmb.com/accueil.php

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2009年9月17日 (木)

モンブラン・ウルトラトレイル(Ultra Trail du Mont-Blanc)

 アルプス山脈に属する標高4810mのモンブラン(Mont-Blanc)一帯は、主峰モンブランを取り巻くように雄大な山群を形成し、モンブランを一周するトレッキングコースが設定されています。

 通常、10-12日かけて山小屋に宿泊しながら巡るこのルートを、46時間以内に1週する166KMのレースがUTMBUltra Trail du Mont-Blanc 。東側半分を廻る98kmCCC、西半分を廻る106kmTDSというレースもあり、この夏、私はTDSに参加してきました。

詳しい体験記は後にして、まずは写真をアップしますので,左のフォトアルバムをご覧ください。

以下はMont-Blanc Ultra Trail公式HPです。

http://www.ultratrailmb.com/accueil.php

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2008年5月28日 (水)

トレイルランと山岳マラソン

サハラから帰って日本人仲間でメール交換を続けてますが、次の目標の話題で盛り上がっています。

中でも極めつけは南米チリのアタカママラソン。その厳しさは、サハラマラソンが「ピクニック」に思えるくらいだそうですから驚きです。このアタカマとゴビ砂漠を制覇すると、なんと南極への招待状が届くそうです。

国内では富士登山競走や山岳耐久レースなど。 今まで私は「トレイル」という言葉すらなじみがなかったのですが、みんなに刺激され、興味が沸いてきました。

トレイルランについては、以下のHPに詳しく紹介されています。 http://www.runnet.co.jp/project/trailrunning/index0.html

私は南ドイツに住んでおり、よく考えたらスイスアルプスまで車でいける距離にあるんですね。調べてみると、とこのエリアで数え切れない程ののトレイルラン、山岳マラソンが開催されていることを発見!(その道に人には常識だと思います。)
http://www.ultratrailmb.com/documents/courses_qualificatives_2009.pdf

いま、7月のスイス・ダボスでの山岳マラソンへのチャレンジを考えていアます。コースは「K78」78.5km(標高差±2320m)、「K42」42.2km(標高差+1890m/-1710m)など。どうせやるならK78か?と、いきなり無謀なことを考えています。
http://www.swissalpine.ch/cms/overview.phtml

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2008年5月24日 (土)

サハラに挑んだ仲間達(2)

30代の方々が5人いましたが、トレイルや山岳マラソンを中心にされている方が多かったようです。

私はそれまで「トレイルラン」のなんたるかも知らなかったので、彼らの話や行動は大変よい勉強になりました。

中でも印象的だったのが山ちゃん。
延々と続くフラットな大地で「こんな平坦おもしろくない」とこぼし、たまたま一緒になった山越えの急な下りではカモシカのように駆け下りていきました。(唖然)

彼はサハラを終えて日本に帰っても、またすぐに山に入り、キャンプしながら山を駆け回っていると聞きました。彼が所属するクラブのサイトです。かっこ良く写っているのが彼、本人(のはず)。
http://gorby.trailrun.net/

ゴールしたとき、まだまだ砂漠を走っていたいと思ったという職人くんは本当に山や大自然が好きな人でした。

長いストックを上手に使い、走るくらいの速さで歩くことができる王子くん。ノルウェーから参加、フィヨルドマラソンなど、北欧の大自然を走っているという省エネくん。(うらやましい!)

寄せ書きびっしりの日の丸がシンボル、元気一杯でみんなを盛り立ててくれた、たけちゃん。皆にあだ名をつけてくれたのも彼。挑戦談が、ブログに詳しく紹介されています。新聞にも載ったんですね。
http://saharamarathon.blog98.fc2.com/

のりちゃんに次ぐ準最高齢の宮田さん。長年マラソン、ウルトラマラソンを続けられており、定年を機にサハラにチャレンジされたとか。大自然を楽しみながら、ゆっくりしたペースで、しかも着実に余裕を持って毎日ゴールされていたのが印象的でした。

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2008年5月11日 (日)

サハラに挑んだ仲間達(1)

 サハラを一緒に歩んだ日本人仲間のことを紹介します。

 まず800名余りの参加者中、最高齢でエントリーした、のりちゃん。最大の山場、オーバーナイトランで無念のリタイアとなりましたが、そのいつも元気な姿に皆励まされたものです。リタイア後も一向に気落ちすることなく、すぐに来年の再チャレンジを宣言されていました。ご家族がレースの様子をブログに書かれています。http://nekomado908.blog27.fc2.com/blog-category-1.html

 くみちゃんはゆっくり着実なレース運びながらも見事完走されました。ゴール時間はいつも日が暮れてから。ホント大変だったと思います。サハラでは決して早くゴールするランナーが偉いのではなく、時間をかけて暗くなってゴールする人の方が賞賛に値すると思います。ゴールを迎えるスタッフ、先着ランナーの拍手の大きさがそれを示しています。村上さんのレース手記が、彼女が属するスポーツクラブのブログに掲載されています。臨場感あふれる表現で一読の価値ありです!http://teamkens.way-nifty.com/school/2008/05/post_1ee4.html

 今回、タレントの間寛平さんが参加され、我々日本人ランナーとレースを共にしました。その様子はTVで「間寛平58歳! 酷熱地獄サハラマラソンに挑戦~見果てぬ地球一周の夢をかけて~」として放映されましたので、ご覧になった方もおられるかと。テントで隣同士でもあり色々お話させていただきましたが、様々なレースを経験され、走ることに、ご自分の哲学を持っておられるようでした。地球一周に挑戦されるときには、応援に駆けつけたいと思っています。寛平さんの様子は、同行されたマネージャさん、トレーナの坂本さんが手記を書いています。

http://aheahe.exblog.jp/7069257/(マネージャさんの日記)

http://www.r-wellness.com/y-sakamoto/archives/hasirigotoblog/(坂本トレーナ)

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